WideStudio Application Builder User's Guide(Ruby言語)

サンプル1 (Hello World)

ここでは、一番最初にすべき、プロジェクトの作成、アプリケーションウィ ンドウの作成、イベントプロシージャの作成を行います。ウィンドウに表示 されるボタンを押すと、hello と表示される、初歩的なサンプルです。

サンプルのソースコードは、ws/samples/Ruby/hello/newproject.prj です。アプリケーションビルダで読み込んでコンパイルしてみてください。


  • プロジェクトの作成

    [プロジェクト]メニューの[新規プロジェクト]を選び、 プロジェクト名を newproject 、 プロジェクト種別を[通常のアプリケーション]で作成します。 言語に Ruby を選択します。

  • アプリケーションウィンドウの作成

    [ファイル]メニューの[新規ウィンドウ]を選び、 通常のウィンドウ、プロジェクトに登録、newwin000 で作成します。

  • オブジェクトの配置

    作成された、アプリケーションウィンドウに、ボタンオブジェクト(WSCvbtn)を配置します。 [表示]メニューの[オブジェクト]を選び、オブジェクトボックスを表示します。

    オブジェクトボックスの[Commands]タブを選択し、左上に存在する、WSCvbtn オブジェクト (BTNアイコン)をドラッグして、アプリケーションウィンドウ上にドロップします。

    次に、プロパティ等を設定してアプリケーションウィンドウの体裁を整えます。



[アプリケーションウィンドウの様子]



  • イベントプロシージャの作成

    配置されたボタンオブジェクトを選択して、 [編集]メニューの[プロシージャ編集/プロシージャ新規作成]を選び、 プロシージャを作成します。

    ここでは、起動関数名に btn_proc としておきましょう。起動トリガは、 WSEV_ACTIVATE を指定します。

    次にひな型作成ボタンをクリックして、ひな型を作成します。

  • イベントプロシージャの編集

    イベントプロシージャが作成できたら、次は、関数の記述です。 イベントプロシージャ new_ep を選択した状態で、 [編集]メニューの[プロシージャ編集/プロシージャ編集]を選び、 エディタを立ち上げます。

    ここでは、1回目のクリックで、ボタンに hello が表示され、 2回目のクリックで、アプリケーションが終了するプログラムを書いてみます。

#----------------------------------------------------------
#Function for the event procedure
#----------------------------------------------------------
def btn_proc(object)
  object.setProperty("labelString","hello") 
end



  • プロジェクトの保存

    [プロジェクト]メニューの[プロジェクト保存]を選び、プロジェクトを保存します。

  • プロジェクトのビルド

    [ビルド]メニューの[ビルドオール]を選び、プロジェクトをビルドします。 無事ビルドし終えたら、実行してみましょう。



[アプリケーション実行の様子]


Document Release 3.80 for WideStudio ver 3.80, Jan 2005


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