T-Engine/ITRON/ZAURUS/μCLinux における注意事項


(重要)T-Engineフレームバッファ直接版、ITRON版、ZAURUS版、組込 みLinux版を使用する上での注意

(重要)ZAURUS版、μCLinux (FR PDK)版、Linux (FR461)版WideStudio をビルドする上での注意

(重要)T-Engineフレームバッファ直接版を使用する上での注意

(重要) Linuxフレームバッファ直接版における入力デバイスの指定


(重要)T-Engineフレームバッファ直接版、ITRON版、ZAURUS版、組込み Linux版、Linux/DirectFB版を使用する上での注意

WideStudio で T-Engine フレームバッファ直接版、ITRON版、ZAURUS版、μCLinux版、組込みLinux版(X11サーバ無し)、Linux/DirectFB版を 使用するには、wsfonts ファイルによるフォントの設定を行う必要があります。現在のところ pcf フォント、bdf フォントが使用可能です。

T-Engine フレームバッファ直接出力版における wsfonts の設定:
  • wsfonts ファイル配置場所: /SYS/wsfonts
  • pcf フォントを使用する場合
/SYS/7x14.pcf
/SYS/k14.pcf

wsfonts の内容:
default,PCF,/SYS/7x14.pcf,ISO8859_1,/SYS/k14.pcf,JIS0208

ITRON 版、ZAURUS版、μCLinux版、組込みLinux版(X11サーバ無し)、Linux/DirectFB版における wsfonts の設定:
  • wsfonts ファイル配置場所: /etc/wsfonts
  • pcf フォントを使用する場合(/usr/font に配置した場合)
/usr/font/7x14.pcf
/usr/font/k14.pcf

wsfonts の内容:
default,PCF,/usr/font/7x14.pcf,ISO8859_1,/usr/font/k14.pcf,JIS0208



(重要)ZAURUS版、μCLinux (FR PDK)版、Linux(FR461)版WideStudio をビルドする上での注意

ZAURUS版、μCLinux(FR PDK)版の WideStudio をビルドするには、PNG、JPG等のライブラリが必要です。各プラットフォーム用の開発環境をインストール後、下記に用意したバイナリを /usr/local 配下で展開して、WideStudio をビルドしてください。


Linux(FR461)版の WideStudio をビルドするには、PNG、JPG等のライブラリが必要です。各プラットフォーム用の開発環境をインストール後、下記に用意したバイナリを /opt 配下で展開して、WideStudio をビルドしてください。

(重要)T-Engineフレームバッファ直接版を使用する上での注意

WideStudio で T-Engine フレームバッファ直接版を使用してアプリケーションを作成する場合、現在のところカラーマップをサポートしていないため、256色モードでのアプリケー ションの実行ができません。256色以外の16ビットカラー等のモードに設定して、実行してください。

なお、T-Engine ARM920/MX1 の256色のみサポートする機種は T-Shell を使用したアプリケーション構築を行ってください。

(重要)Linuxフレームバッファ直接版を使用する上でのデバイス設定について

WideStudio で Linuxフレームバッファ直接版を使用してアプリケーションを作成する場合、あらかじめ使用するデバイスをヘッダーファイルに記述しライブラリをビルド しておく方法と、アプリケーションを実行時に環境変数に指定する方法とがあります。アプリケーション開発時には環境変数で指定を行い、製品組み込み時は ヘッダーで記述しビルド指定するとよいでしょう。


ヘッダーにあらかじめ指定しておきMWTライブラリをビルドしておく方 法
  • /ws/src/devfb/fbconfig.h を make devfb を実行する前に編集します。
  • #define DEFAULT_LINUX_MOUSE_DEVICE /dev/input/event0
    • マウスデバイスを指定します。マウスのデバイスには、/dev/mouse 、/dev/input/event0等が存在します。
  • #define DEFAULT_LINUX_MOUSE_PROTOCOL EVENT
    • マウスデバイスのプロトコルの種類を指定します。マウスデバイスのプロトコルには、EVENT、MOUSE、 TS_EVENT、TMM1000等が指定できます。 /dev/mouse などには、MOUSE、/dev/input/event0 等には、EVENTを指定します。
  • #define DEFAULT_LINUX_KEYB_DEVICE /dev/input/event1
    • キーボードデバイスを指定します。キーボードのデバイスには、/dev/ttyS0、/dev/input/event1等 が存在します。
  • #define DEFAULT_LINUX_KEYB_PROTOCOL EVENT
    • キーボードデバイスのプロトコルの種類を指定します。キーボードデバイスのプロトコルには、EVENT、TTY等が存在しま す。/dev/ttyS0等には TTYを、/dev/input/event1 等には EVENT を指定します。
アプリケーション実行時に環境変数で指定する方法

  • DEFAULT_LINUX_MOUSE_DEVICE
    • マウスデバイスを指定します。マウスのデバイスには、/dev/mouse 、/dev/input/event0等が存在します。
  • DEFAULT_LINUX_MOUSE_PROTOCOL
    • マウスデバイスのプロトコルの種類を指定します。マウスデバイスのプロトコルには、EVENT、MOUSE、 TS_EVENT、 TMM1000等が指定できます。 /dev/mouse などには、MOUSE、/dev/input/event0 等には、EVENTを指定します。
  • DEFAULT_LINUX_KEYB_DEVICE
    • キーボードデバイスを指定します。キーボードのデバイスには、/dev/ttyS0、/dev/input/event1等 が存在します。
  • DEFAULT_LINUX_KEYB_PROTOCOL
    • キーボードデバイスのプロトコルの種類を指定します。キーボードデバイスのプロトコルには、EVENT、TTY等が存在しま す。/dev/ttyS0等には TTYを、/dev/input/event1 等には EVENT を指定します。


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