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オブジェクトとは
オブジェクトは、ウィンドウやプッシュボタンなどの部品を指します。オブジェ
クトはC++オブジェクトからなり、利用者が簡単にオブジェクトをカスタマイ
ズ出来るよう、次の様な機能を持っています。
- プロパティ
オブジェクトはプロパティ(一種のメンバ変数)を持ち、統一インター
フェースで値を指定できます。プロパティには、色や大きさを指定す
るもの、形状、数値、文字列を指定するものなどがあります。
またクラスウィンドウを利用すると、新たにプロパティを追加したオ
ブジェクトを作成することもできます。詳しくはクラスウィンドウの
プロパティの追加の節を参照下さい。
- イベントプロシージャ
オブジェクトはイベントプロシージャ(後節を参照下さい)を持つこと
が出来ます。イベントプロシージャによって、更なる機能追加や動作
の追加を行うことができます。イベントプロシージャによって不必要
なクラス派生を抑え、簡単にオブジェクトをカスタマイズして使用で
きるようになっています。もちろん、クラス派生によって新型オブジェ
クトの生成(クラスウィンドウの節を参照下さい)を行うこともできま
す。
オブジェクト(マネジメント機能を持つもの)には主に次の様なものがあります。
分類 | クラス名称 | 説明 |
ウィンドウ | WSCwindow | ウィンドウでアプリケーションウィンドウのベースとなります。 |
| WSCbaseDialog | ダイアログです。 |
フォーム | WSCform | ウィンドウ内に各種コントロールを配置する矩形エリアです。 |
| WSCscrForm | スクロール機能を有したエリアです。 |
| WSCsform | セパレータによって複数の領域の大きさを自由に変えることのできる矩形エリアです。 |
| WSCindexForm | インデックスタブによる切替えができる矩形エリアです。 |
オブジェクト(マネジメント機能を持たないもの)には主に次の様なものがあります。
分類 | クラス名称 | 説明 |
ラベル・ボタン | WSCvbtn | プッシュボタンです。 |
| WSCvtoggle | トグルボタンです。 |
| WSCvlabel | 矩形枠を持ったテキスト表示オブジェクトです。 |
コントロール | WSCpulldownMenu | プルダウンメニューです。 |
| WSCoption | オプションメニューです。値を選択します。 |
| WSCpopupMenu | ポップアップメニューです。 |
| WSCvslider | スライダーです。値を選択するのに便利です。 |
| WSCvclock | 時計を表示します。 |
| WSClist | テキストをリスト表示します。スクロール機能を有します。 |
| WSCvifield | キーボードからテキスト入力を行うオブジェクトです。 |
| WSCvmifield | 複数行入力を行うオブジェクトです。 |
| WSCtextField | スクロールバーを持つ、複数行入力を行うオブジェクトです。 |
| WSCcomboBox | キーボード入力と、選択メニューの両方の機能を持ちます。 |
基本描画 | WSCvarc | 円弧を表示します。 |
| WSCvrect | 矩形を表示します。 |
| WSCvline | 折れ線を表示します。 |
| WSCvpoly | 多角形を表示します。 |
Document Release 3.70 for WideStudio ver 3.70, May 2004 WideStudio documents index | 目次
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