WideStudio Application Builder User's Guide

アプリケーションビルダとは

アプリケーションビルダは、強力でしかも有用なプログラムで、オブジェクト 指向GUI パッケージ WideStudio の機能を最大限に引き出すことができます。 GUI アプリケーション作成者は、このプログラムを使用することで、面倒な GUI ソース作成や構築の作業から開放されます。

アプリケーションビルダの主な機能は次の通りです。


  • アプリケーションウィンドウの作成と管理

    アプリケーションウィンドウ(アプリケーションの画面)の対話による作画とファイルの管理を行います。

  • オブジェクトの設定とイベントプロシージャ(EP)の指定

    対話による GUI オブジェクトのプロパティの設定やイベントプロシージャ関数の定義などを行います。

  • オブジェクトの参照と構成の表示

    作成されたアプリケーションウィンドウに存在するオブジェクトの構成一覧の表示や、 プロパティの一覧、オブジェクト情報等の表示を行います。

  • プロジェクトの作成と管理

    プロジェクトによるアプリケーションウィンドウやイベントプロシージャ等のファイルの管理と ロードモジュールの管理、作成環境、コンパイル設定の保持などを行います。

  • アプリケーションのコンパイルと構築

    プロジェクトに登録されたアプリケーションウィンドウの C++ ソースプログラム自動生成と コンパイル、指定されたライブラリとのリンクを行い、ロードモジュール を作成します。

  • アプリケーションの実行とデバッグ

    構築されたアプリケーションの実行をさせたり、デバッグなどを行います。

  • クラスウィンドウのサポート

    作成されたアプリケーションウィンドウをC++上のクラスとして生成し、部品として利用する ことをサポートします。また、それらの部品を集約してクラスライブラリ(ダイナミックリンクライブラリ) を作成することができます。

  • ストアアプリケーションウィンドウのサポート

    作成されたアプリケーションウィンドウをオンラインストア形式に保存し、 オンラインでアプリケーションウィンドウを読み込んだり、破棄したりすることができます。 また、ストアデータを利用して、アプリケーション間で オブジェクトを共有したりすることもできます。
次の図はアプリケーションビルダの機能とファイルの構成を示します。



[アプリケーションビルダの機能概要]


Document Release 3.70 for WideStudio ver 3.70, May 2004


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