WideStudio Application Builder User's Guide

WideStudio の構築とインストール



UNIX 上での構築とインストール

次に示すように、入手した WideStudio のソース、マニュアルを展開します。

(注意)vX.X は、バージョンにより異なります。

Linux の場合

  cd /tmp
  tar -zsxvf ws-vX.X.tar.gz
  cd /usr/local/ws
  tar -zsxvf ws-vX.X-doc.tar.gz

SOLARIS の場合

  cd /tmp
  gzip -cd ws-vX.X.tar.gz | tar -moxvf -
  cd /opt/ws
  gzip -cd ws-vX.X-doc.tar.gz | tar -moxvf -

次にビルドです。次の手順にしたがってビルドを行います。ビルドには、ラン タイムライブラリ、スタティックライブラリがあります。下記の手順中に出て 来るディレクトリ ws は、WideStudio をインストールしたディレクトリを示 します。

マシン環境によっては、コンパイルでエラーが発生する場合もあります。その ような場合、configure コマンドの実行後、sys/config/mkflags の内容を編 集し、パスやリンクするライブラリの設定をすることで、エラーの回避するこ とができます。

SOLARIS 上で日本語エディションを動作させる場合、日本語 SOLARIS が必要 です。FreeBSD の場合には、make コマンドの代わりに、gmake コマンドを使 用します。



全てビルドする場合

  cd ws/src
  ./configure
  make

ランタイムライブラリのみの場合

  cd ws/src
  ./configure
  make runtime

デバッグ用ライブラリのみの場合

  cd ws/src
  ./configure
  make debug

ビルドが終ったら、アプリケーションビルダ(ws/bin/wsbuilder)が作成されて いるか、確認してみてください。

ビルドが成功していたら、インストールです。スーパーユーザーになって次の ように入力します。

  cd ws/src
  make install



Linux 上での rpm バイナリパッケージのインストール

RPM バイナリパッケージを使用すると、ビルドせずに手軽にインストールでき ます。まず、URL から rpm ファイルを入手します。

スーパーユーザ権限で次の様に入力します。XXXX の部分はバージョンにより 異なります。

rpm -i ws-runtime-vXXXX.i386.rpm

パッケージは、/usr/local/ws にインストールされます。rpm バイナリパッケー ジは、C/C++ ランタイム rpm パッケージ等に依存しています。インストール 時にそれらのパッケージが足りない主旨のメッセージが出力されるようでした ら、そちらの方もインストールください。

Windows 上でのインストール

URL から入手した ZIP もしくは LZH ファイルを展開します。すると、wsinst というディレクトリができます。wsinst ディレクトリ内の setup.exe を実行 します。すると次のようなインストール画面が表示されますので、まず、イン ストールする先を指定します。



[WideStudio の setup 画面]

次に、Web ブラウザの指定画面が表示されます。デフォルトでは、Html ファ イルを表示するアプリケーションに指定しているものが指定されます。



[ブラウザの指定画面]

次に、ソースコードエディタの指定です。お好みのエディタを御指定ください。



[ソースコードエディタの指定画面]

次に、WideStudio と gcc のライセンスの確認画面が表示され、インストール が行われます。インストールが済んだら、コンピュータをリブートします。
Document Release 3.70 for WideStudio ver 3.70, May 2004


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