作成したアプリケーションを実行するには


作成したアプリケーションを実行するには

作成したアプリケーションを実行するには、実行ウィザードダイアログによって、実行環境を作成します。実行環境は、実行するアプリケーションや、ア プリケーションに渡すパラメータや、実行条件を保持します。一度、実行ウィザードダイアログで実行環境を設定しておけば、再度、その環境を選択して、実行 することができます。

手順1: 実行ウィザードダイアログの表示
Eclipse の「Run」メニューによるアプリケーションの実行と Projects ビューからの起動の方法があります。まず、Eclipse の「Run」メニューでの実行方法を手順を追って説明します。
Eclipse の「Run」メニューの「Run...」を選択し実行ウィザードダイアログを表示し、表示された実行ダイアログにおいて、 「C/C++ Local Application」を選択し、「New」ボタンをクリックし、実行環境を作成します。

実行ダイアログ
[実行ウィザードダイアログにおいて、実行環境の作成]


手順2: 実行するアプリケーションの選択と実行条件の指定

新しく作成した実行環境において、作成されたアプリケーションを選択します。(図の例はLinux版において hello を指定している例です。Windows版の場合は Hello.exe 等を選択してください。)

実行ダイアログ
[実行する実行ファイルの設定の様子]

実行条件の設定の一環で、デバッグ実行する場合のデバッガの設定も行います。「Debugger」タブをクリックし、「GDB Debugger」を選択します。

デバッガの選択
[アプリケーションの実行]

最後に「Run」をクリックし、アプリケーションを実行します。


Windowsマシンでの注意点

Windowsの場合、Cygwin などの gcc コンパイラで生成された実行ファイル(exeファイル)に関し、「Cygwin PE Parser」が指定されていない場合は、実行ファイルとして認識できず、実行がで ません。gcc で生成された実行ファイル(exeファイル)をバイナリファイルとして認識させるには以下のようにバイナリパサーの設定を行います。

まずプロジェクトを選択し、C/C++プロジェクトビューの右クリックメニューの「Properties」をクリックするか、または [Project]メニューの「Properties」を選択し、プロパティ設定ダイアログを表示します。


[C/C++プロジェクトビューからの表示方法]


[Projectメニューからの表示方法]


[プロパティ設定ダイアログ表示]

プロパティ設定ダイアログが表示されたら、設定リストから「C/C++ Make Project」を選択し、「Binary Parser」タブを選択します。


[バイナリパサ―の設定タブ]

Binary Parserのリストから「Elf Parser」と「Cygwin PE Parser」にチェックを入れます。デフォルトでは「Elf Parser」にチェックが入っている場合があるので、その場合は「Elf Parser」のチェックは外さずに「Cygwin PE Parser」にチェックを入れてください。
チェックできたら「Apply」ボタンをクリックし、「OK」ボタンをクリックすることにより設定は完了します。


[バイナリパサーの設定]

C/C++プロジェクトビューを展開しexeファイルのアイコンが人型のアイコンになっていることを確認してください。その状態であれば設定が反映 されているのでアプリケーションが実行できるようになります。


[バイナリパサーの設定後]

Copyright 2005 FUJITSU LIMITED Last modified: Aug 11, 2005