ビルドターゲットを指定するには


プロジェクトのプロパティ設定ダイアログにより、ビルドターゲットを指定することができます。


ビルドターゲットの指定

ビルドターゲットの設定を行うには、プロジェクトのプロパティ設定ダイアログを表示させ、「C/C++ Mwt Project Settings」を選択します。

手順1: プロジェクトのプロパティダイアログの表示

Projects ビュー上でプロジェクトを選択し、マウスの右クリックに表示されるポップアップメニューの「Properties」を選択します。設定するにはプロジェク トがオープンさせていなければなりません。


[プロジェクトのプロパティダイアログの表示]


手順2: ターゲット設定ダイアログの表示

「C/C++ Mwt Project Settings」を選択し、「Target Settings」を選択します。


[ターゲット設定ダイアログの表示]


ビルドターゲットの項目において、下記の表に示すターゲットを選択することが出来ます。(注意)使用するプラットフォームによって、選択できるビルドター ゲットは異なります。

ビ ルドターゲット
設 定詳細
Native
開発ホストマシン上で動作するアプリケーションをビルドターゲットとし ます。
プロジェクトがコンパイラ、リンカに関するプラットフォームに依存する設定データを保持するため、他のプラットフォームに持っていってビルドする場合は、 一度、Platform compatible を選択し、依存するデータを落としてからビルドする必要があります。
例えば、WIN32 プラットフォーム上で作成した Native ターゲット用のプロジェクトを Linux 上でビルドする際がこの場合に当たります。
Platform compatible
プラットフォームに依存しないターゲットタイプです。ビルド時はビルド ホスト上のプラットフォームの Nativeターゲットとしてビルドされます。
例えば、WIN32プラットフォーム上でビルドした場合は、WIN32用に、Linux プラットフォーム上でビルドした場合は、Linux 用にビルドされます。
Linux Native (/dev/fb)
Linux プラットフォームにおける、フレームバッファ直接出力用のアプリケーションをビルドターゲットとします。
Linux Native (DirectFB)
Linux プラットフォームにおける、DirectFB用のアプリケーションをビルドターゲットとします。
Linux ARM926 (/dev/fb)
ARM926 で動作する Linux プラットフォームにおける、フレームバッファ直接出力用のアプリケーションをビルドターゲットとします。
Linux ARM926 (X11)
ARM926 で動作する Linux プラットフォームにおける、X11をベースとしたアプリケーションをビルドターゲットとします。
Linux FR461 (/dev/fb)
FR461 で動作する Linux プラットフォームにおける、フレームバッファ直接出力用のアプリケーションをビルドターゲットとします。
Linux FR461 (X11)
FR461 で動作する Linux プラットフォームにおける、X11をベースとしたアプリケーションをビルドターゲットとします。
uCLinux FR461 (/dev/fb)
FR461 で動作する μCLinux プラットフォームにおける、フレームバッファ直接出力用のアプリケーションをビルドターゲットとします。
ZAURUS SL-C860 (/dev/fb)
ZAURUSで動作する、フレームバッファ直接出力用のアプリケーショ ンをビルドターゲットとします。
ZAURUS SL-C860 (Qtopia) ZAURUSで動作する、Qtopia ベースのウィンドウに描画出力するアプリケーションをビルドターゲットとします。
BTRON
Intel アーキテクチャをベースとするPC上で動作する BTRON 用のアプリケーションをビルドターゲットとします。
T-Engine SH7751R (T-Shell)
T-Engine SH7751Rプラットフォームにおける T-Shell をベースとしたアプリケーションをビルドターゲットとします。
T-Engine SH7751R (FrameBuffer)
T-Engine SH7751Rプラットフォームにおける、フレームバッファへ直接出力用のアプリケーションをビルドターゲットとします。
T-Engine SH7727 (T-Shell)
T-Engine SH7727プラットフォームにおける T-Shell をベースとしたアプリケーションをビルドターゲットとします。
T-Engine SH7727 (FrameBuffer)
T-Engine SH7727プラットフォームにおける、フレームバッファへ直接出力用のアプリケーションをビルドターゲットとします。
T-Engine SH7760 (T-Shell)
T-Engine SH7760プラットフォームにおける T-Shell をベースとしたアプリケーションをビルドターゲットとします。
T-Engine SH7760 (FrameBuffer)
T-Engine SH7760プラットフォームにおける、フレームバッファへ直接出力用のアプリケーションをビルドターゲットとします。
T-Engine ARM920-MX1 (T-Shell)
T-Engine ARM920-MX1プラットフォームにおける T-Shell をベースとしたアプリケーションをビルドターゲットとします。
T-Engine ARM920-MX1 (FrameBuffer)
T-Engine ARM920-MX1プラットフォームにおける、フレームバッファへ直接出力用のアプリケーションをビルドターゲットとします。
T-Engine ARM926-MB8 (T-Shell)
T-Engine ARM926-MB8プラットフォームにおける T-Shell をベースとしたアプリケーションをビルドターゲットとします。
T-Engine ARM926-MB8 (FrameBuffer)
T-Engine ARM926-MB8プラットフォームにおける、フレームバッファへ直接出力用のアプリケーションをビルドターゲットとします。
T-Engine VR5500 (T-Shell)
T-Engine VR5500プラットフォームにおける T-Shell をベースとしたアプリケーションをビルドターゲットとします。
T-Engine VR5500 (FrameBuffer)
T-Engine VR5500プラットフォームにおける、フレームバッファへ直接出力用のアプリケーションをビルドターゲットとします。
T-Engine VR5701 (T-Shell)
T-Engine VR5701プラットフォームにおける T-Shell をベースとしたアプリケーションをビルドターゲットとします。
T-Engine VR5701 (FrameBuffer)
T-Engine VR5701プラットフォームにおける、フレームバッファへ直接出力用のアプリケーションをビルドターゲットとします。
T-Engine TX4956 (T-Shell)
T-Engine TX4956プラットフォームにおける T-Shell をベースとしたアプリケーションをビルドターゲットとします。
T-Engine TX4956 (FrameBuffer)
T-Engine TX4956プラットフォームにおける、フレームバッファへ直接出力用のアプリケーションをビルドターゲットとします。
Visual C++ Target
マイクロソフト社のVC++ をベースとするアプリケーションをビルドターゲットとします。コンパイラ、リンカーには、VC++ を用います。

BCC Target
ボーランド社のBCC をベースとするアプリケーションをビルドターゲットとします。コンパイラ、リンカーには、BCC を用います。
WindowsCE ARMV4 Target
ARM で動作するポケットPC、WindowsCE をベースとするアプリケーションをビルドターゲットとします。
WindowsCE ARMV4 640 Target ARM で動作するポケットPC、WindowsCE をベースとするアプリケーションをビルドターゲットとします。画面サイズがVGAのものを対象とします。


Copyright 2005 FUJITSU LIMITED Last modified: Aug 11, 2005