MWTオブジェクトボックスビューについての機能


MWTオブジェクトボックスビューとは

MWT部品のアイコンの一覧を表示します。アプリケーションウィンドウ上にインスタンスを配置する際、配置したクラスのアイコンを選択し、MWTエ ディタビュー上でインスタンスを配置します。

Mwt Object Box View
▲MWTオブジェクトボックスビュー


MWTオブジェクトボックスビューの機能説明

MWTオブジェクトボックスに収録されている部品は大きく分けて5に分類されます。各分類の概要を表に示します。


部品種別
部品概要
ウィンドウ
アプリケーションウィンドウやダイアログ、子ウィンドウに使用される部 品グループです。
フォーム
インスタンス上に子インスタンスを配置できる部品グループです。
コマンド
いろいろな表示動作を行う部品グループです
図形描画
主に図形を描画する部品グループです。
表示されない部品(Non GUI)
表示を伴わない動作を行う部品グループです。

各部品のアイコン上にマウスを当てるとツールチップが表示され、クラス名を確認することができます。

ウィンド ウ部品

ウィンドウ部品は普段トップシェルウィンドウとして利用されるウィンドウと、利用者に入力を催促するためのダイアログとに大きく分けることができ ま す。
 

▲ウィンドウ部品の一覧

通常、WSCmainWindow クラスがトップウィンドウに使われますが、プロジェクト設定画面のデフォルト値設定で、ダイアログ等、トップウィンドウとして使用したいクラス名を指定す ることもできます。

クラス名称
概要
WSCmainWindow 通常のトップシェルウィンドウとして用います。デフォルトでウィンドウでアプリケーションウィンドウを新規作成すると、このクラスの インスタンスが作成されます。
WSCwindow ウィンドウでアプリケーションウィンドウのベースとなります。
WSCdialog ダイアログのベースとなるウィンドウです。ダイアログには、「OK」「NO」ボタン等があらかじめ用意されており、必要に応じてこれ らを表示し、フォーカ スをこのウィンドウに集中することができます。
WSCmessageDialog メッセージの表示用ダイアログです。メッセージを表示し、利用者に注意を促すのに利用します。
WSCinputDialog テキスト入力用のダイアログです。テキストデータの入力を行う際に利用します。
WSCwizardDialog 画面切り替え機能のついたダイアログです。「<戻る」「次へ>」ボタン等が付いており、それらをクリックすると、順次画 面が切り替わっていくのが特徴です。
WSCfileSelect ファイル選択ダイアログです。ファイルやディレクトリを利用者に選択するのに用います。
WSCworkingDailog ワーキングダイアログです。長時間の作業の進み具合をバーで示します。


フォーム 部品

フォームは、そのフォーム上に別のインスタンスを配置し、親ウィンドウとは別のウィンドウ領域として管理します。フォームが移動すると、そのフォー ム上のインスタンスはフォームと共に移動します。また、フォームが不可視化されると、共に不可視状態となります。


▲フォーム部品の一覧

クラス名称
概要
WSCform 通常のフォームとして用いられます。このフォームは、親ウィンドウとは別座標を提供し、リサイズイベントを発生します。リサイズイベ ントが発生した場合は、そのイベントに対するイベントプロシージャでユーザがアンカープロパティ等では対応できない複雑な再配置が行うことができます。
WSCindexForm インデックスタブを持ったフォームです。インデックスを選択すると、その選択された領域が表示されます。何層にも重なったエリアを 持っているかのように振舞うフォームです。
WSCsform 領域を区分するセパレータを持つフォームです。このセパレータはマウスにより自由に動かすことができ、領域の大きさを自由に変えるこ とができます。
WSCscrForm スクロール機能をもったフォームです。実際よりも大きなエリアを表示するのに用いられます。スクロールバーを用いて、そのエリアをス クロールします。エリアの大きさ、スクロールする単位、をいろいろプロパティで設定できるようになっています。
WSCradioGroup ラジオボタングループを形成するフォームです。ユーザーに択一選択を行わせるのに利用します。
WSCcheckGroup チェックボタングループを形成するフォームです。ユーザーに複数選択を行わせるのに利用します。
WSCvertForm 縦に子インスタンスを配置するジオメトリ管理機能をもつフォームです。
WSChorzForm 横に子インスタンスを配置するジオメトリ管理機能をもつフォームです。
WSCmenuArea ウィンドウ上部にメニューを配置する領域を確保するフォームです。
WSCtform タイトルを持った領域を提供するフォームです。
WSCfform ウィンドウとして取り外すことのできる領域を提供するフォームです。
WSCprform 印刷することのできる領域を提供するフォームです。
WSCj3wform CG (j3w)を表示するフォームです。
WSCopenglForm OpenGL を表示するフォームです。


コマンド 部品

コマンド部品は、主に表示に使われるもの、ユーザがマウスによる操作でイベントを発生されるもの(プッシュボタン系のもの)値を選択するも の、 (値を選択させるもの)メニューで動作を選択するもの(プルダウンメニュー系のもの)、キーボードで文字列を入力、編集するもの(プルダウンメニュー系の もの)があります。



▲コマンド部品の一覧

クラス名称
概要
WSCvbtn マウスでクリックするとACTIVATE イベントを発生させます。
WSCvfbtn マウスでクリックするとACTIVATE イベントを発生させます。マウスが重なると浮き出ます。
WSCvtoggle 値を選択するのに用います。
WSCvradio 値を選択するのに用います。
WSCvlabel 文字列、画像の表示
WSCvifield テキスト入力を行うのに使用します。
WSCvmifield テキスト入力を行うのに使用します。
WSCvpifield パスワード入力用のテキスト入力を行うのに使用します。
WSCtextField テキスト入力を行うのに使用します。
WSCvarrow 矢印表示を行うボタンです。
WSCvscrBar スクロールバーの表示を行います。
WSCvmeter メータの表示を行います。
WSCvclock 時計の表示を行います。
WSCvslider 値を選択するのに用います。
WSCpulldownMenu メニュー項目に対し、イベントプロシージャを張り付けておくと、 選択された場合その、プロシージャが動作します。
WSCcomboBox 値を選択、もしくはテキスト入力するのに用います。
WSCoption 値を選択するのに用います。
WSClist 項目を列挙表示するのに用います。
WSCtreeList 項目をツリー表示するのに用います。
WSCdirTree フォルダーをツリー表示します。
WSCverbList 項目を複数列で表示するのに用います。
WSCgrid 表を表示を行います。
WSCvimage イメージ画像を表示します。
WSCsheet 表を表示します。
WSCvendbtn ×ボタン表示します。クリックすると親フォームを非表示化します。



図形描画 部品


図形描画部品は、図形の表示、グラフの表示をおこなうものがあります。


▲図形描画部品の一覧


クラス名称
概要
WSCvrect 矩形、塗りつぶし矩形
WSCvarc 円、楕円、円弧、塗りつぶし円
WSCvpoly 多角形、塗りつぶし多角形
WSCvline 線、折れ線
WSCvdrawingArea 自由な図形の描画
WSCvbarGraph グラフ(棒グラフ)
WSCvlineGraph グラフ(線グラフ)
WSCvgraphScale グラフ(目盛)
WSCvgraphMatrix グラフ(格子)


NonGUI 部品

NonGUIコントロールは、ネットワーク通信や、タイマーなど表示の伴わないものがあります。


クラス名称
概要
WSCngbase
非GUI部品です。特に表示に関する動作をしません。
WSCvtimer
タイマーです。時間が経過するとイベントを生成します。
WSCvspace
スペースを確保する部品です。
WSCvballoonHelp
バルーンヘルプ(ツールチップ)を表示します。
WSCvcsocket
クライアント側TCPソケットです。
WSCvssocket
サーバー側TCPソケットです。
WSCvudpsocket
UDPソケットです。
WSCvremoteClient
リモートクライアント部品です。リモートインスタンス機能を用いる場合 に使用します。
WSCvremoteServer
リモートサーバー部品です。リモートインスタンス機能を提供する場合に 使用します。
WSCvdb
データーベースクライアントです。
WSCvodbc
ODBC クライアントです。
WSCvdbDataSource
DBデータソース部品です。
WSCvthread
スレッド部品です。


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