イベントプロシージャの作成

アプリケーションウィンドウ上に配置された部品では、アプリケーション実行時において、マウスの動きやサイズの変更などに呼応していろいろなイベン トが発生します。MWT アプリケーションビルダープラグインではイベントプロシージャと呼ばれる、そのイベントに呼応して起動されるプロシージャを配置された部品に設定する ことができます。

Hello アプリケーションでは、ボタンインスタンスのクリックに伴い、「Hello」と表示するイベントプロシージャを作成します。

手順1:  イベントプロシージャ作成ダイアログの表示

Mwt Editor ビュー上、もしくは Mwt Tree ビュー上で、イベントプロシージャを貼り付ける対象となるボタンインスタンス: newvbtn_000 を選択し、Mwt Procedures ビューの新規作成アイコンをクリックします。

アイコンのクリック
▲イベントプロシージャの作成

手順2:  プロシージャの設定

プロシージャ設定ダイアログ上の「Procedure name」に対してプロシージャ名 new_ep を、「Function name」に対して関数名 btn_ep を指定し、ACTIVATEトリガを選択し、OKボタンをクリックします。関数名 btn_ep はそのままイベントプロシージャの関数名になります。

設定項目

Procedure name
new_ep
Function name
btn_ep
Trigger
ACTIVATE

イベントプロシージャ作成ダイアログ
▲イベントプロシージャ作成ダイアログ

プロシージャ名は、イベントプロシージャを識別するために割り当てられる名称です。自由に名称を与えることが出来ます。関数名は実際にソースコードとして 記述される関数名になります。ACTIVATEトリガはボタンインスタンスがマウスでクリックされ、離された一連の動作が完了したときに発生します。

作成されたイベントプロシージャ
▲作成されたイベントプロシージャ

手順3:  イベントプロシージャの編集

作成されたイベントプロシージャは、Eclipse 中央のソースコードエディタによって編集します。Mwt Procedures ビュー上に表示されているプロシージャをダブルクリックすることによりソースコードエディタで編集可能となります。

Mwt Procedures View からのオープン
▲Mwt Procedures View からのオープン

Mwt Procedure ビューからではなく、Projects ビュー上からも、ソースコード指定で直接編集することも可能です。Projects ビュー上のソースコードを示す項目をダブルクリックしてソースコードエディタ上にオープンします。

Projects View からのオープン
▲Projects View からのオープン

 イベントプロシージャは一定の形式で生成されます。ソースコードエディタによって表示されたイベ ントプロシージャを編集してみましょう。
(1)に示す行を追記します。マウスのクリックにより発生したイベントにより、btn_ep はイベントプロシージャを張り付けたインスタンス object (=newvbtn_000 ボタンオブジェクト) の表示文字列プロパティ WSNlabelStringを 、「Hello!」に設定しています。
イベントプロシージャの編集
▲イベントプロシージャの編集


Copyright 2005 FUJITSU LIMITED Last modified: Aug 11, 2005