各ビューの名称と機能

MWTアプリケーションビルダーでは、さまざまなビューと呼ばれる作業ウィンドウを提供しています。それらのビューを使用することでビジュアルにア プリケーションを開発することができます。MWTアプリケーションビルダープラグインで提供されているビューの種類とそ の機能を説明します。

ビューの名 称
ビューの機 能概要
Projects ビュー CDTが提供しているビューです。プロジェクトの一覧が表示されます。
MWT ツリービュー 現在編集中のプロジェクトに存在するMWTインスタンスの配置構造がツ リー状に表示されます。
MWT リストビュー 現在選択されているMWTインスタンス上に配置されている子インスタン スの一覧が表示されます。
MWT エディタビュー MWT インスタンスをビジュアルに配置・編集することができます。
MWT プロパティビュー MWTインスタンスのプロパティを設定することができます。
MWT プロシージャビュー MWTインスタンスに対してイベントプロシージャを設定・編集すること ができます。
MWT アトリビュートビュー MWTインスタンスに対して各種属性を設定することができます。
MWT オブジェクトボックスビュー Mwt Editor ビューでインスタンスを配置する際、どのMWT クラスを配置するかを選択する場合に利用します。
▲MWTアプリケーションビルダープラグインの提供するビューの一覧

「Mwt Development」パースペクティブを開いた際の各ビューの配置状態を次の図で示します。MWTアプリケーションビルダーの提供する各ビューは、 「Mwt Development」パースペクティブを選択して表示させる他、「Window」メニューの「Show View」で選択することにより、個別に表示させることもできます。

View
▲各ビューの種類とその配置

(注意事項)「Mwt Development」パースペクティブを選択して、各ビューを表示させた状態で、ビューを閉じたり移動したりすると、Eclipse は次回起動時もその状態を保持します。もし、デフォルトの配置状態に戻したい場合は、「Mwt Development」パースペクティブを開いた状態で、「Window」メニューの「Reset Perspective」を選択します。

MWT ツリービュー
作成中のアプリケーションウィンドウの構成をツリー状に表示します。アプリケーションウィンドウ上に配置されているMWT部品のインスタンスの重なり関係 を確認することができます。

MWT Tree View
▲MWT ツリービュー

MWT ツリー ビュー上の表示されているインスタンスをマウスでクリックすると、選択状態になります。インスタンスの右側に、[+]や[-]な どのマーカーが表示されている場 合は、そのイ ンスタンス上に別のインスタンスが配置されていることを示しています。マーカーを選択すると、ツリーが開かれそのインスタンス上に存在する子インスタンス が表 示されます。

MWT リストビュー
選択されているMWTインスタンス上に配置されている子インスタンスをリスト状に表示します。

MWT List View
▲MWT リストビュー


表示されているインスタンスをマウスでクリックすると、選択状態になります。子インスタンスが存在する場合、ダブルクリックすると、そのインスタンス上に 存在する子インスタンスが表示されます。


MWT プロシージャビュー

MWTを用いたアプリケーションでは、イベント駆動でのプログラミングを行います。インスタンスに対して発生するイベントに対して、プロシージャを張り付 け、その中で処理を行うことができます。例えば、プッシュボタンに対してマウスクリックすると、 ACTIVATE イベントが発生します。このプッシュボタンに対して ACTIVATE イベントをトリガにして、イベントプロシージャを張り付けると、マウスクリックされた時に、そのイベントプロシージャが実行されます。イベントプロシー ジャエディタにより、イベントプロシージャの登録、削除、編集が行えます。

MWT Procedures View
▲MWT プロシージャビュー

MWT プロパティビュー
選択されているMWTインスタンスのプロパティの変更が行えます。例えば、インスタンスの名称や、位置、大きさ、背景色等の変更が行えます。

MWT Properties View
▲MWT プロパティビュー


MWT アトリビュートビュー
選択されているMWTインスタンスのプログラム上の属性を設定するためのビューです。アプリケーションウィンドウの種別や、配置されたインスタンスに関し てのプログラム上での変数属性(グローバル変数として定義するか)等の設定を行います。

Mwt Attributes View
▲MWT アトリビュートビュー

MWT オブジェクトボックスビュー
作成したウィンドウにオブジェクトを配置するクラスを選択するためのクラス選択ビューです。
ビュー中に存在するアイコン(MWTクラス)を選択してMWT エディタ ビュー上のアプリケーションウィンドウにインスタンスを配置することができます。


▲MWT オブジェクトボックスビュー


MWT エディタビュー
MWT エディタビューで作成中のウィンドウをアプリケーションウィンドウと呼びます。ボタンや、フォーム、テキスト入力フィールドなど、GUI部品のインスタン スを配置 し、イ ンタラクティブに編集する機能を持ちます。編集中のウィンドウは、アプリケーションウィンドウ単位で管理され、編集中のウィンドウは、MWT エディタ ビュー上部のタブに列挙表示されます。該当するアプリケーションウィンドウ名の書かれたタブを選択することで、編集中のアプリケーションウィンドウを表示 させる ことができます。



▲MWT エディタビュー上で編集中のアプリケーションウィンドウ

Copyright 2005 FUJITSU LIMITED Last modified: Aug 11, 2005