MWTアプリケーションビルダーでは、さまざまなビューと呼ばれる作業ウィンドウを提供しています。それらのビューを使用することでビジュアルにア
プリケーションを開発することができます。MWTアプリケーションビルダープラグインで提供されているビューの種類とそ
の機能を説明します。
ビューの名
称 |
ビューの機
能概要 |
Projects ビュー | CDTが提供しているビューです。プロジェクトの一覧が表示されます。 |
MWT ツリービュー | 現在編集中のプロジェクトに存在するMWTインスタンスの配置構造がツ リー状に表示されます。 |
MWT リストビュー | 現在選択されているMWTインスタンス上に配置されている子インスタン スの一覧が表示されます。 |
MWT エディタビュー | MWT インスタンスをビジュアルに配置・編集することができます。 |
MWT プロパティビュー | MWTインスタンスのプロパティを設定することができます。 |
MWT プロシージャビュー | MWTインスタンスに対してイベントプロシージャを設定・編集すること ができます。 |
MWT アトリビュートビュー | MWTインスタンスに対して各種属性を設定することができます。 |
MWT オブジェクトボックスビュー | Mwt Editor ビューでインスタンスを配置する際、どのMWT クラスを配置するかを選択する場合に利用します。 |
「Mwt
Development」パースペクティブを開いた際の各ビューの配置状態を次の図で示します。MWTアプリケーションビルダーの提供する各ビューは、
「Mwt Development」パースペクティブを選択して表示させる他、「Window」メニューの「Show
View」で選択することにより、個別に表示させることもできます。
(注意事項)「Mwt
Development」パースペクティブを選択して、各ビューを表示させた状態で、ビューを閉じたり移動したりすると、Eclipse
は次回起動時もその状態を保持します。もし、デフォルトの配置状態に戻したい場合は、「Mwt
Development」パースペクティブを開いた状態で、「Window」メニューの「Reset Perspective」を選択します。
MWT ツリービュー
作成中のアプリケーションウィンドウの構成をツリー状に表示します。アプリケーションウィンドウ上に配置されているMWT部品のインスタンスの重なり関係
を確認することができます。
MWT ツリー
ビュー上の表示されているインスタンスをマウスでクリックすると、選択状態になります。インスタンスの右側に、[+]や[-]な
どのマーカーが表示されている場
合は、そのイ
ンスタンス上に別のインスタンスが配置されていることを示しています。マーカーを選択すると、ツリーが開かれそのインスタンス上に存在する子インスタンス
が表
示されます。
MWT リストビュー
選択されているMWTインスタンス上に配置されている子インスタンスをリスト状に表示します。
表示されているインスタンスをマウスでクリックすると、選択状態になります。子インスタンスが存在する場合、ダブルクリックすると、そのインスタンス上に
存在する子インスタンスが表示されます。
MWT プロシージャビュー
MWTを用いたアプリケーションでは、イベント駆動でのプログラミングを行います。インスタンスに対して発生するイベントに対して、プロシージャを張り付
け、その中で処理を行うことができます。例えば、プッシュボタンに対してマウスクリックすると、
ACTIVATE イベントが発生します。このプッシュボタンに対して ACTIVATE
イベントをトリガにして、イベントプロシージャを張り付けると、マウスクリックされた時に、そのイベントプロシージャが実行されます。イベントプロシー
ジャエディタにより、イベントプロシージャの登録、削除、編集が行えます。
MWT プロパティビュー
選択されているMWTインスタンスのプロパティの変更が行えます。例えば、インスタンスの名称や、位置、大きさ、背景色等の変更が行えます。
MWT アトリビュートビュー
選択されているMWTインスタンスのプログラム上の属性を設定するためのビューです。アプリケーションウィンドウの種別や、配置されたインスタンスに関し
てのプログラム上での変数属性(グローバル変数として定義するか)等の設定を行います。
▲MWT アトリビュートビュー
MWT オブジェクトボックスビュー
作成したウィンドウにオブジェクトを配置するクラスを選択するためのクラス選択ビューです。
ビュー中に存在するアイコン(MWTクラス)を選択してMWT エディタ
ビュー上のアプリケーションウィンドウにインスタンスを配置することができます。
▲MWT オブジェクトボックスビュー
MWT エディタビュー
MWT
エディタビューで作成中のウィンドウをアプリケーションウィンドウと呼びます。ボタンや、フォーム、テキスト入力フィールドなど、GUI部品のインスタン
スを配置
し、イ
ンタラクティブに編集する機能を持ちます。編集中のウィンドウは、アプリケーションウィンドウ単位で管理され、編集中のウィンドウは、MWT
エディタ
ビュー上部のタブに列挙表示されます。該当するアプリケーションウィンドウ名の書かれたタブを選択することで、編集中のアプリケーションウィンドウを表示
させる
ことができます。
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