| | WideStudio/MWT Class Reference
| |
クラスの型
WSClist
メソッド関数仕様
setLabelHeight 関数の説明
- 書式
- void setLabelHeight(WSCushort height)
- 機能
- 表示項目の縦幅を指定する関数です。
この関数を実行したときは、一度 updateList 関数を
呼び出して、リストの表示を更新する必要があります。
- 処理
-
- 引数
-
(in)WSCushort height | 項目の縦幅 |
- 返値
- なし。
- 注意
- 本関数の使用後は一度、updateList()
関数を呼び出して、リストの表示を更新してください。
- サンプル
-
newlist_000->setLabelHeight(25);
newlist_000->updateList();
delAll 関数の説明
- 書式
- void delAll()
- 機能
- 表示項目を全て削除する関数です。
この関数を実行した直後に updateList 関数を呼び出して、
リストの表示を更新する必要があります。
- 処理
-
- 引数
- なし。
- 返値
- なし。
- 注意
- 削除や、項目の追加等の処理の終了後、updateList() 関数で
一度、表示を更新してください。
- サンプル
-
newlist_000->delAll();
newlist_000->addItem("item1");
newlist_000->addItem("item2");
:
newlist_000->updateList();
getLabel 関数の説明
- 書式
- WSCbase* getLabel(long pos)
- 機能
- 実際に表示項目を表示している内部のインスタンスを
取得する関数です。取得する項目の位置は、
項目数が n 個ある場合に 0 〜 n-1 で指定します。
また、-1 を指定すると N-1 を指定したものと
みなされます。
- 処理
- 項目の表示を行っているインスタンスを返します。
- 引数
-
(in)long pos | 項目の位置(先頭=0 〜 N-1) |
- 返値
- 項目を表示しているインスタンス
- 注意
- 項目数が N個ある状態で、最後の項目を指定する場合、N-1 を
指定します。また、-1 を指定すると N-1 を指定したものと
みなされます。
- サンプル
-
newlist_000->addItem("item1");
WSCbase* label = newlist_000->getLabel(-1); //末尾の項目のラベルを取得
label->setProperty(WSNforeColor,"#ff0000"); //文字列の表示色を赤に設定
getNum 関数の説明
- 書式
- long getNum()
- 機能
- 表示項目の数を取得する関数です。
- 処理
-
- 引数
- なし。
- 返値
- 表示項目数
- 注意
- なし。
- サンプル
-
long i;
long num = newlist_000->getNum();
WSCstring item;
for(i=0; i<num; i++){
item = newlist_000->getItem(i);
printf("pos=%d item=%s\n",i,(char*)item);
}
getItem 関数の説明
- 書式
- WSCstring getItem(long pos)
- 機能
- 指定した位置の項目の文字列を取得する関数です。
項目位置は、先頭の項目が 0 で、項目数 -1 までの範囲を
指定します。返される文字列は必ず WSCstring で受け取り、
その後、char* 型にキャストして取り出します。
- 処理
-
- 引数
-
(in)long pos | 項目の位置(先頭=0 〜 N-1) |
- 返値
- 表示文字列
- 注意
- 返される文字列を直接 char* で受け取ってはいけません。
必ず、WSCstring クラスで受け取り、
それから char* を取り出してください。
- サンプル
- getNum()を参照してください。
addItem 関数の説明
- 書式
- void addItem(char* item,long pos = -1)
- 機能
- 指定した位置に項目を挿入する関数です。
第一引数に挿入する項目の文字列を、
第二引数に挿入する位置を指定します。
位置を指定しない場合、リストの末尾に追加されます。
挿入した位置以降の項目は1つずつ後方にずれます。
この関数を実行したときは、一連の操作の最後に
updateList 関数を呼び出して、
リストの表示を更新する必要があります。
- 処理
- 指定した位置(先頭=1〜 N-1、-1=末尾)に対して、
与えられた文字列を表示項目に加えます。
- 引数
-
(in)char* item | 表示文字列 |
(in)long pos | 項目の位置(先頭=0 〜 N-1、-1=末尾) |
- 返値
- なし。
- 注意
- 位置を指定しない場合、-1、すなわち、項目をリストの末尾に
追加するものとみなします。
なお、表示項目を変更した場合は、最後に一度、updateList()
関数を呼び出して、リストの表示を更新してください。
- サンプル
-
newlist_000->delAll();
newlist_000->addItem("item0"); //末尾に追加
newlist_000->addItem("item1"); //末尾に追加
newlist_000->addItem("item2",0); //先頭に追加
newlist_000->addItem("item3",1); //先頭の次に追加
newlist_000->updateList();
結果:
item2
item3
item0
item1
replaceItem 関数の説明
- 書式
- void replaceItem(char* item,long pos)
- 機能
- 指定した位置の項目を、第一引数で与えた文字列に
置き換える関数です。項目位置は先頭が 0 で、
末尾が項目数 -1 までの範囲を指定します。
項目位置に -1 を指定すると、末尾の項目を指定したものと
みなされます。この関数を実行したときは、
一連の操作の最後に updateList 関数を呼び出して、
リストの表示を更新する必要があります。
- 処理
- 指定した位置(先頭=0〜 N-1、-1=末尾)を与えられた文字列で
置き換えます。
- 引数
-
(in)char* item | 表示文字列 |
(in)long pos | 項目の位置(先頭=0 〜 N-1、-1=末尾) |
- 返値
- なし。
- 注意
- 指定する位置に関して、項目数が N個の場合、先頭が0で、最後は N-1 を
指定します。また、-1 を指定すると N-1 を指定したものと
みなされます。
なお、表示項目を変更した場合は、最後に一度、updateList()
関数を呼び出して、リストの表示を更新してください。
- サンプル
-
newlist_000->delAll();
newlist_000->addItem("item1"); //末尾に追加
newlist_000->addItem("item2"); //末尾に追加
newlist_000->replaceItem("item0",-1); //末尾のものを置換
newlist_000->updateList();
結果:
item1
item0
delPos 関数の説明
- 書式
- void delPos(long pos);
- 機能
- 指定した位置の項目を削除する関数です。
項目位置は先頭が 0 で、項目数 -1 までの範囲を指定します。
- 処理
- 指定した位置(先頭=1〜 N-1、-1=末尾)の表示項目を
表示項目リストから削除します。
- 引数
-
(in)long pos | 項目の位置(先頭=0 〜 N-1、-1=末尾) |
- 返値
- なし。
- 注意
- 指定する位置に関して、項目数が N個の場合、先頭が0で、最後はN-1 を
指定します。また、-1 を指定すると N-1 を指定したものと
みなされます。なお、範囲外を指定すると無視されます。
- サンプル
-
newlist_000->delAll(); //クリア
newlist_000->addItem("item0"); //末尾に追加
newlist_000->addItem("item1"); //末尾に追加
newlist_000->addItem("item2"); //末尾に追加
newlist_000->delPos(1);
newlist_000->updateList();
結果
item0
item2
getSelectedPos 関数の説明
- 書式
- long getSelectedPos();
- 機能
- マウス操作によって選択状態になった項目の位置を
取得する関数です。
返される項目位置は先頭から順に0,1,2… になり、
最後の項目は項目数 -1 です。
- 処理
- マウスにより選択状態になった項目の位置を取得します。
- 引数
- なし。
- 返値
- 選択状態となっている表示項目の位置(先頭=0 〜 N-1)
- 注意
- 複数選択状態にある場合は、先頭に近いものが返されます。
次の選択状態にある表示項目を取得するには、
getSelectedNextPos() 関数を用います。
- サンプル
-
long pos = newlist_000->getSelectedPos();
printf("selected item = %d\n",pos);
setSelectPos 関数の説明
- 書式
- long setSelectPos(long pos);
- 機能
- 指定した項目位置を選択状態にする関数です。
項目位置は先頭が 0 で、項目数 -1 までの
範囲を指定します。
- 処理
- 指定した位置(先頭=0〜 N-1、-1=末尾)を選択状態にします。
- 引数
-
(in)long pos | 項目の位置(先頭=0 〜 N-1、-1=末尾) |
- 返値
- WS_NO_ERR= 正常、それ以外はエラー。
- 注意
- 範囲外を指定するとエラーとなります。
- サンプル
-
newlist_000->delAll();
newlist_000->addItem("item0");
newlist_000->addItem("item1");
newlist_000->addItem("item2");
newlist_000->setSelectedPos(1); // item1 を選択状態に設定
getSelectedItem 関数の説明
- 書式
- WSCstring getSelectedItem();
- 機能
- 選択された項目の文字列を取得する関数です。
複数選択されている場合は、先頭に最も近いものが返されます。
次の選択項目を取得する場合は、getSelectedNextItem()
を用いて下さい、また、
選択されたものをすべて取得したい場合は、getSelectedLabels()
関数を使用してください。
- 処理
-
- 引数
- なし。
- 返値
- 選択状態になっている項目の文字列を返します。
- 注意
- 返り値を直接 char* で受け取ってはいけません。
- サンプル
-
WSCstring item;
item = newlist_000->setSelectedItem();
printf("selected item = %s",(char*)item);
setTopPos 関数の説明
- 書式
- void setTopPos(long pos);
- 機能
- 指定した位置の項目がリストの一番上に表示されるように
スクロールする関数です。
項目位置は先頭が 0 で、項目数 -1 までの範囲を指定します。
- 処理
-
- 引数
-
(in)long pos | 項目の位置(先頭=0 〜 N-1、-1=末尾) |
- 返値
- なし。
- 注意
-
- サンプル
-
newlist_000->setTopPos(0); // 1 行目が最上段に来るようスクロール
newlist_000->setTopPos(10); / 11 行目が最上段に来るようスクロール
setBottomPos 関数の説明
- 書式
- void setBottomPos(long pos);
- 機能
- 指定した位置の項目がリストの一番下に表示されるように
スクロールする関数です。
項目位置は先頭が 0 で、項目数 -1 までの範囲を
指定します。
- 処理
-
- 引数
-
(in)long pos | 項目の位置(先頭=0 〜 N-1、-1=末尾) |
- 返値
- どうしても指定した項目がリストの一番下にスクロールできない場合は、
スクロール可能な範囲でスクロールします。
- 注意
-
- サンプル
-
newlist_000->setBottomPos(100); //101 行目が最下段に来るようスクロール
updateList 関数の説明
- 書式
- void updateList();
- 機能
- 表示項目に加えられた変更を表示に反映する関数です。。
- 処理
-
- 引数
- なし。
- 返値
- なし。
- 注意
- なし。
- サンプル
- addItem() を参照してください。
setLabelClass 関数の説明
- 書式
- void setLabelClass(char* class_name);
- 機能
- 表示項目に使用されるインスタンスのクラスを指定する関数です。
指定されたクラスで表示項目を表示します。
デフォルトで使用されるのは WSCvlabel クラスです。
リストクラスは、表示すべき文字列を WSNlabelString プロパティに
格納するので、指定するクラスは、WSNlabelString を
プロパティに持つものでなければなりません。
- 処理
- 指定されたクラスで、表示項目を表示します。
デフォルトは、 WSCvklabel クラスです。WSCvklabelクラスは
WSCvlabel から派生したもので、WSClist 上でのツリー表示等の
専用の機能が追加されています。
- 引数
-
(in)char* class_name | クラス名称を指定 |
- 返値
- なし。
- 注意
- クラスを指定する場合、プロパティ WSNlabelString を
持ったものを指定してください。リストクラスは、
表示すべき文字列をWSNlabelString プロパティに格納します。
WSCvklabel以外のクラスを指定するとツリー表示が行えなくなります。
- サンプル
-
newlist_000->setLabelClass("WSCvklabel"); //クラス名を設定
getSelectItemChanged 関数の説明
- 書式
- WSCbool getSelectItemChanged()
- 機能
- 項目の選択状態が変化したかどうかを取得する関数です。
マウス操作などによって項目の選択状態が変化した場合、
返り値が True となります。
状態の変化は、最後に setSelectItemChanged 関数を
実行した時点から管理されています。
このため、この関数の実行以前に、setSelectItemChanged
関数でフラグを False にしておく必要があります。
- 処理
- マウス等により選択状態でない項目が選択状態になるなど、
項目の選択状態が変化した場合、返り値が True となります。
- 引数
- なし。
- 返値
- True = 変化あり、False = 変化なし。
- 注意
- getSelectItemChanged() 関数を呼び出すに先だって、
setSelectItemChanged() 関数で、フラグを False にしておく
必要があります。setSelectItemChanged() でフラグを落した
時点から、選択状態に変化があった場合、
getSelectedItemChanged() の返り値が True となります。
- サンプル
-
WSCbool changed = newlist_000->getSelectItemChanged();
if (changed == False){
//選択状態に変化なし。
}else{
//選択状態に変化あり。
}
setSelectItemChanged 関数の説明
- 書式
- void setSelectItemChanged(WSCbool fl);
- 機能
- 選択状態フラグに値をセットします。
この関数は、リストの選択状態の変化をチェックする
getSelectItemChanged() 関数の実行より前に、
この関数を呼び出して選択状態フラグを False に
しておきます。また、強制的に選択状態が変更されたように
選択状態フラグを設定する場合は、引数に True を与えます。
- 処理
-
- 引数
-
(in)WSCbool fl | True = 選択状態変更あり、False = なし |
- 返値
- なし。
- 注意
- この関数は、状態フラグの値を設定するだけです。
getSelectItemChanged() 関数を呼び出すのに使用します。
- サンプル
-
newlist_000->setSelectItemChanged(True); //選択状態変更フラグをセットします。
getLabels 関数の説明
- 書式
- WSClistData* getLabels();
- 機能
- 項目を表示しているインスタンスのリストを取得する関数です。
リスト内の項目表示インスタンス(デフォルトでは WSCvklabel)に
直接アクセスしたい場合に、この関数を使って取得することが
できます。取得したインスタンスは、WSCbase* へ
キャストしてアクセスします。
また、この関数の実行で返されたリストを解放してはいけません。
- 処理
-
- 引数
- なし。
- 返値
- インスタンスのリスト
- 注意
- 返されたリストを解放してはいけません。
getChildren() 関数の子リストと同じように、
リストの各要素を WSCbase* キャストしてインスタンスに
アクセスします。
- サンプル
-
WSClistData* labels = newlist_000->getLabels();
long i;
long num = labels->getNum();
for(i=0; i<num; i++){
WSCbase* label = (WSCbase*)labels->getData(i);
//label に対して処理。
}
getSelectedLabels 関数の説明
- 書式
- void getSelectedLabels(WSClistData & list);
- 機能
- 選択状態にある項目表示インスタンスを、引数として与えた
リストに格納して返す関数です。
返されたリストの各要素へは WSCbase* 型へキャストして
アクセスします。
- 処理
-
- 引数
-
(out)WSClistData & list | インスタンスを格納するリスト |
- 返値
- なし。
- 注意
- 返されたリストの各要素を WSCbase* キャストしてインスタンスに
アクセスします。
- サンプル
-
WSClistData selected_labels;
newlist_000->getSelectedLabels(selected_labels);
long i;
long num = selected_labels.getNum();
for(i=0; i<num; i++){
WSCbase* label = (WSCbase*)selected_labels[i];
//label に対して処理。
}
setItemVisible 関数の説明
- 書式
- long setItemVisible(long pos,WSCbool fl);
- 機能
- 指定された位置の項目の表示状態を指定する関数です。
項目位置は、先頭が 0 で、項目数 -1 までの範囲を
指定します。表示状態は、表示なら True、
非表示なら False を指定します。
項目を残したまま非表示にしたい場合などに使用します。
- 処理
-
- 引数
-
(in)long pos | 項目の位置(先頭=0 〜 N-1、-1=末尾) |
(in)WSCbool fl | True = 表示、False = 非表示 |
- 返値
- WS_NO_ERR= 正常、それ以外はエラー。
- 注意
- 項目を削除せずに、非表示としたい場合等に使用します。
- サンプル
-
newlist_000->setItemVisible(0,False); //先頭の項目を不可視化。
setItemValue 関数の説明
- 書式
- long setItemValue(long pos,long kind,long val);
- 機能
- 指定された位置の項目の項目属性に値を指定する関数です。
- 処理
- 項目属性には、次の様なものが存在します。
WS_OPEN |
ツリー表示モード時の項目の開閉状態 (0=閉、1=開) |
WS_ABSOLUTE_OPEN |
ツリー表示モード時の項目の開閉状態 (0=閉、1=開) |
WS_INDENT_LEVEL |
ツリー表示モード時の項目の階層レベル(0=最上位,1,2,...) |
WS_ICON |
アイコン用画像ファイルのファイル名(char*) |
WS_ABSOLUTE_OPEN は、深い階層にある表示項目を開いた状態にした
場合、上位の階層を含めて開いた状態にします。
アイコンを指定する場合は、アイコン表示プロパティを設定
しなければなりません。
- 引数
-
(in)long pos | 項目の位置(先頭=0 〜 N-1、-1=末尾) |
(in)long kind | 項目属性 |
(in)long val | 設定したい属性値 |
- 返値
- WS_NO_ERR= 正常、それ以外はエラー。
- 注意
-
- サンプル
-
//ツリー表示の場合
newlist_000->delAll();
newlist_000->addItem("item1");
newlist_000->addItem("item2");
newlist_000->addItem("item3");
newlist_000->addItem("item4");
newlist_000->addItem("item5");
newlist_000->setItemValue(0,WS_INDENT_LEVEL,0);
newlist_000->setItemValue(1,WS_INDENT_LEVEL,1);
newlist_000->setItemValue(2,WS_INDENT_LEVEL,2);
newlist_000->setItemValue(3,WS_INDENT_LEVEL,1);
newlist_000->setItemValue(4,WS_INDENT_LEVEL,2);
newlist_000->setItemValue(0,WS_OPEN,1);
newlist_000->setItemValue(1,WS_OPEN,1);
newlist_000->setItemValue(2,WS_OPEN,1);
newlist_000->setItemValue(3,WS_OPEN,0);
結果:
---item1
+--item2
| +--item3
+--item4
( +--item5 ) 不可視
getSortPos() 関数の説明
- 書式
- long getSortPos();
- 機能
- 押されたソートボタンの番号を返します。
- 処理
- 詳細表示モードの時に、押されたソートボタン番号を
取得する関数です。ソートボタン番号は左端が 0 で、
(1 行の項目数 -1 )までの範囲が返されます。
- 引数
- なし。
- 返値
- ソートボタンの番号
- 注意
-
- サンプル
-
//詳細表示、タイトルバー領域のソートボタンの番号の取得
long pos = newlist_000->getSortPos();
getTopPos() 関数の説明
- 書式
- long getTopPos();
- 機能
- 現在最上段に表示されている項目番号を取得する関数です。
- 処理
- 現在表示中の最上段に位置する項目の番号を
0,1,2,...
で返します。
- 引数
- なし。
- 返値
- 最上段の項目の番号
- 注意
-
- サンプル
-
//現在の最上段の項目位置の取得
long pos = newlist_000->getTopPos();
getBottomPos() 関数の説明
- 書式
- long getBottomPos();
- 機能
- 現在最下段に表示されている項目番号を取得する関数です。
- 処理
- 現在表示中の最下段に位置する項目の番号を
0,1,2,...
で返します。
- 引数
- なし。
- 返値
- 最下段の項目の番号
- 注意
-
- サンプル
-
//現在の最下段の項目位置の取得
long pos = newlist_000->getBottomPos();
setEnableActivate() 関数の説明
- 書式
- void setEnableActivate(WSCbool fl);
- 機能
- 項目が選択されたときに、ACTIVATE トリガを発生するかどうかを
設定する関数です。True に設定すると、項目選択時に、
ACTIVATE トリガが発生し、そのトリガに設定されている
イベントプロシージャを実行することができます。
デフォルト値は True です。
- 処理
- True が設定された場合、項目選択時に、
ACTIVATE トリガを発生させます。
- 引数
-
- 返値
- なし。
- 注意
-
- サンプル
-
//項目選択時に ACTIVATE を発生させるようにします。
newlist_000->setEnableActivate(True);
onSort() 関数の説明
- 書式
- void onSort();
- 機能
- 表示タイプ属性が詳細の場合、ソートボタンが押されたとき、
この関数が実行されます。
派生クラスでは、トリガ(WSEV_SORT)による
イベントプロシージャを用いる代わりに、
この関数をオーバーライドすることでも、データのソートに関する
イベント処理を行うことができます。
アプリケーションでは、etSortPos() 関数を用いて、
どのソートボタンが押されたかを確認し、データに対する処理を
行います。
- 処理
-
- 引数
- なし。
- 返値
- なし。
- 注意
-
- サンプル
-
void new_class::onSort(){
//ソートボタンがおされた場合に呼び出されます。
//押されたソートボタン番号の取得
long btn = getSortPos();
//押下されたボタン毎に処理を行います。
//処理を派生元クラスに引き継ぎます。
old_class::onSort();
}
onItemSelected() 関数の説明
- 書式
- void onItemSelected();
- 機能
- 項目が選択状態になったとき、この関数が実行されます。
派生クラスでは、トリガ(WSEV_ITEM_SELECTED)による
イベントプロシージャを用いる代わりに、
この関数をオーバーライドすることでも、データの選択に関する
イベント処理を行うことができます。
- 処理
-
- 引数
- なし。
- 返値
- なし。
- 注意
-
- サンプル
-
void new_class::onItemSelected(){
//項目が選択された場合に呼び出されます。
long pos = getSelectedPos();
//処理を派生元クラスに引き継ぎます。
old_class::onItemSelected();
}
onInputFixed() 関数の説明
- 書式
- void onInputFixed(WSCstring str,long pos,long column);
- 機能
- WSNenableInput(入力可否)プロパティが True (入力可)
の場合、項目にキー入力され、確定状態になったとき、
この関数が実行されます。
派生クラスでは、トリガ(WSEV_INPUT_FIXED)による
イベントプロシージャを用いる代わりに、
この関数をオーバーライドすることでも、文字列の入力に関する
イベント処理を行うことができます。
- 処理
-
- 引数
-
(in)WSCstring str | 入力された文字列 |
(in)long pos | 入力のあった項目番号 |
(in)long column | 詳細表示の場合のコラム位置 |
- 返値
- なし。
- 注意
-
- サンプル
-
void new_class::onInputFixed(){
//項目入力が確定された場合に呼び出されます。
//入力文字列の取得
WSCstring str;
str = getInputString();
//処理を派生元クラスに引き継ぎます。
old_class::onInputFixed();
}
cancelInput() 関数の説明
- 書式
- void cancelInput();
- 機能
- WSNenalbeInput(入力可否)プロパティが
True (入力可)の場合に、現在入力中のキーボード入力を
キャンセルする関数です。
- 処理
-
- 引数
- なし。
- 返値
- なし。
- 注意
-
- サンプル
-
//現在、入力されている文字列を破棄します。
newlist_000->cancelInput();
getInputString() 関数の説明
- 書式
- void getInputString();
- 機能
- WSNenalbeInput(入力可否)プロパティが
True (入力可)の場合に、現在入力中のキーボード入力を
取得する関数です。
- 処理
-
- 引数
- なし。
- 返値
- 現在の入力中の文字列
- 注意
-
- サンプル
- onInputFixed() を参照してください。
onKey() 関数の説明
- 書式
- void onKey(WSDkeyboard* keyboard,WSCbool keydown);
- 機能
- WSNenalbeInput(入力可否)プロパティが
True (入力可)の場合、項目に対してキーボードが
押下または解放されたとき、この関数が実行されます。
派生クラスでは、トリガ
(WSEV_KEY_PRESS / WSEV_KEY_RELEASE) による
イベントプロシージャを用いる代わりに、
この関数をオーバーライドすることでも、キーボード入力に関する
イベント処理を行うことができます。
第二引数が True なら WSEV_KEY_PRESS、
False ならSEV_KEY_RELEASE イベントがあったことを表します。
- 処理
-
- 引数
-
(in)WSDkeyboard* keyboard | キーボードインスタンス |
(in)WSCbool keydown | True = Press、False = Release |
- 返値
- なし。
- 注意
-
- サンプル
-
void new_class::onKey(WSDkeyboard* keyboard,WSCbool keydown){
//キー入力された場合に呼び出されます。
if (keydown != False){ //キー押下
//キーの取得
long key = keyboard->getKey();
//入力文字列の取得
WSCstring str = keyboard->getText();
}
//処理を派生元クラスに引き継ぎます。
old_class::onKey(keyboard,keydown);
}
getSelectedNextPos 関数の説明
- 書式
- long getSelectedNextPos(lont pos);
- 機能
- 指定された位置よりも後に存在する
マウス操作によって選択状態になった項目の位置を
取得する関数です。
返される項目位置は先頭から順に0,1,2… になり、
最後の項目は項目数 -1 です。
- 処理
- マウスにより選択状態になった項目の位置を取得します。
- 引数
- なし。
- 引数
-
- 返値
- 選択状態となっている表示項目の位置(先頭=0 〜 N-1)
- 注意
- 選択状態の項目が無かった場合、-1 をかえします。
- サンプル
-
long pos = newlist_000->getSelectedPos();
WSCstring item;
if (pos != -1){
item = newlist_000->getItem(pos);
printf("pos=%d item=%s\n",pos,(char*)item);
}
while(1){
pos = newlist_000->getSelectedNextPos(pos);
if (pos == -1){
break;
}
item = newlist_000->getItem(pos);
printf("pos=%d item=%s\n",pos,(char*)item);
}
getSelectedNextItem 関数の説明
- 書式
- WSCstring getSelectedNextItem(long pos);
- 機能
- 選択された項目の文字列を取得する関数です。
指定された位置よりも後に存在する
マウス操作によって選択状態になった項目を
取得する関数です。
- 処理
-
- 引数
-
- 返値
- 選択状態になっている項目の文字列を返します。
- 注意
- 返り値を直接 char* で受け取ってはいけません。
- サンプル
-
long pos = newlist_000->getSelectedPos();
WSCstring item;
if (pos != -1){
item = newlist_000->getItem(pos);
printf("pos=%d item=%s\n",pos,(char*)item);
}
while(1){
long next = newlist_000->getSelectedNextPos(pos);
if (next == -1){
break;
}
item = newlist_000->getSelectedNextItem(pos);
printf("pos=%d item=%s\n",pos,(char*)item);
pos = next;
}
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